川崎で新たな生活を始めた仁菜と、東京で音楽を続けることを決めた桃香。
ふたりの進む道は交わりながらも、少しずつ違っていて——。
心に深い傷を抱えた仁菜は、桃香との出会いをきっかけに、
不器用ながらも少しずつ絆を結びはじめます。
それはまるで、闇の中で迷っていた誰かが、ようやく光に手を伸ばすような瞬間のよう。
第2話では、ドラマーのすばるとの出会いも描かれます。
彼女の歌声は、過去の痛みがあるからこそ、
まっすぐで、正直で、透き通るように美しく響きます。
そして、その歌声を桃香も心から愛しています。
第2話は、仁菜というキャラクターが“はじまり”の一歩を踏み出す物語。
彼女が立っていた場所、見上げていた空、心を開いた相手との出会い。
そのすべてが、川崎という実在の街の風景の中に、静かに溶け込んでいます。
※本文中のアニメ場面・セリフはすべて『ガールズバンドクライ』(©東映アニメーション)より引用しています。
第2話 聖地巡礼|川崎で芽生える新たな絆
大井町駅
仁菜が通う予備校の最寄り駅が大井町駅です。
1・2番線京浜東北線のホームからの眺めが忠実に再現されています。
矢向駅
仁菜の自宅の最寄り駅は、JR南武線の矢向駅。
駅前の風景が作中でも丁寧に描かれており、
日常の中に物語の気配を感じさせる、印象的なロケーションです。

多摩川近くの駐車場
桃香が仁菜を多摩川に連れてきたとき、車を停めたのが「タイムスペース川崎幸町」の駐車場です。
多摩川見晴らし公園のすぐ近くにあり、実際に訪れる際にも便利な場所にあります。

多摩川見晴らし公園
仁菜が桃香に「歌って」と頼まれた河川敷のシーン。
背景には多摩川を渡る鉄道橋が描かれており、
この描写から舞台が「多摩川見晴らし公園」であることがわかります。
川の流れ、そよぐ風、広がる空。
その場に立つと、まるで仁菜の歌声が聞こえてくるような気がします。


